趣味と育児の日々

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GODZILLA 怪獣惑星 を観てきた

観終って「これ3部作なの?」とか言っちゃうくらいの前情報で観に行きました。

godzilla-anime.com

 

 ゴジラ映画の想い出

ゴジラは好きです。人生初のゴジラは『vsビオランテ』でした。当時は入替とか無いので、入った瞬間に白神博士が撃ち殺されるシーンという壮大なネタバレくらい、そのおかげか食い入るように過去作も含めて見ました。

特に『ゴジラの息子』はダビングしたVHSを何度も繰り返し見ました。何が面白かったのか今では分かりません。前田美波里か? 逆に嫌いだったのは『オール怪獣総進撃』『ゴジラ対メガロ』『メカゴジラの逆襲』って感じです。子供でも予算削減作品は感じ取れるものなのねw

そんな感じなので、今ではコトブキヤのスーパーX2のプラモを片手に『vsビオランテ』をルヴァン片手に見るくらいのゴジラ好きになってしまいました。あの変なトレンディ感が堪らない。

ありったけのミサイルとバルカン砲なアイツ。台座に中東系の人形置くと不思議とボタンを押したくなります。

 

ヤマザキビスケット  ルヴァンS  39枚×10箱
 

他意は無いw

 

GODZILLA 怪獣惑星の一行あらすじ

人類がゴジラに喧嘩売って、倒したと思ったら分身に過ぎず、出てきた本体に尻尾一撃で負けた。

ほんと、こんな感じ。3部作なのに1作目から絶望エンドとかマゾ仕様かよ。

 

感想

生気の乏しいキャラデザ

ゴジラ×シドニアの騎士とか言ったらそれまでだけど、そう見えてしまうのだから仕方がない。でも、おかげで宇宙に漂流していて疲弊した人類は良く描かれてた。変に肌艶良いのは嫌だしね。好みは分かれそうだけど、血の通って無さそうなキャラクターは私は好きです。

オッサンホイホイなゲスト怪獣

序盤の過去振り返りで語られる内容が、

カマキラス出てくる→ドゴラ出てくる→人類、その都度核でぶっ倒す→ダカーラ、オルガ、アンギラスラドン等出てくる→核で倒してたらゴジラ出てくる→ゴジラ、他の怪獣倒す→人類喜んでいたらゴジラ、人類にも牙を剥く→地球、脱出!

って感じなのですが、FWで調子乗ったか、カマキラスはここでも強いアピールですよ。絶対、アイツ現行兵器でも瞬殺されるでしょ。そしてドゴラ!ドゴラですよ、奥さん。あの、炭素大好きなアイツ。核とか効くとは思えませんが、やっぱり蜂に刺されたのでしょうか?こんな感じなのでオッサンファンはここで満足です。キャラチョイスが的確過ぎ。

宇宙人だって出るよ

そして、実写では23世紀のメカキングギドラでは説明が付かない技術力の世界でしたが、今作では地球脱出するのでそれ以上の技術力が必要に。どうする?

ゴジラが出てきたので、慌てて侵略しようとしていた漂流していた宇宙人が地球に助けにきてくれました。

コイツらがまたうさん臭く、片方はコンピュータ演算を未来予知とする、神とか言っちゃう宗教な宇宙人。もう片方はブラックホールに母星飲み込まれた好戦的な宇宙人。コイツら絶対中身ゴキブリとゴリラです。ゴジラタワーとか建ててそう。ゴリラ側は本当にメカゴジラ作ってるし。

コロコロ変わる映画の雰囲気

メインは「ゴジラに追い出された人類が、地球を取り戻す為に1万年後の地球でゴジラと戦う」ですが、細かく書くと、

  • 長期銀河漂流を描くSF要素
  • 地球を奪還した後の主導権を得るための権謀術数を描く政治要素
  • 兵隊たちが地球の生物達に襲われるパニック要素
  • 上官が戦死し、主人公達が一丸となってゴジラと戦う戦争要素
  • ゴジラと戦うアクション要素
  • 1万年後の環境の変わった世界で以前と変わらない姿で生きている原住民に助けられるご都合要素

となります。もちろん、これらが複合されたストーリーなのですが、最後の要素をエンドロール後に見せられるので一気に醒めます。次回作で理由が語られるのでしょうが、イヴォークに出会ったジェダイの帰還なくらいのガッカリです。浜松に住む原住民……

次はメカゴジラだけど……

宇宙人の片割れが作ったけど起動できなかったメカゴジラが次回出てくるそうですが、宇宙逃走時点のゴジラサイズで作ってたっぽいので、仮に動いても今回のゴジラの1/3サイズなのですぐ負けそう。サブタイトルの『機動増殖都市』から、勝手に大きくなるのかな?と言うか、見た目がハンミョウかハサミムシなのが勘弁。

ゴジラは神

シン・ゴジラ以前からよく使われる設定ですが、今回も驕った人類への神罰的な要素で描かれています。なにより、今回は宇宙人のお墨付きです。(数々の星で、生物が反映したらゴジラ的な生物が生まれて滅んでいるらしい)

和製ホラーで良くある祈っても無駄、基本理不尽でテレポし放題みたいな設定は好きじゃなく、洋物の襲ってくるけどパンチ効くみたいなのが好きなので、今回みたいな良く分からんけど産まれて無敵設定より、ギャレゴジの生物の頂点くらいが丁度良い感じで好きです。(実際は無敵でも無さそうですが、今作終了時点では間違いなく無敵なので)

そんなんでも、次回作は楽しみ

来年5月と言う事で、短いスパンなのが助かります。Netflixでも公開終了後に配信されますし、徐々に人気出るかも?

 

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入場者特典。橙色。全11種類で週替わりらしい。何度も通う人いるのか?

 

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パンフレット。850円で読み物としても優秀。中ほどに作品内にあったレポートが入っている。年表や用語集もあるので、観てて分かんなかった部分を復習することが出来る。メカゴジラのデザインは載っていない。

 

 

小説は前日譚なので、観終った後に読むと色々面白い。